1971年にSaravahからリリースされたフレンチ・ジャズの激レア盤が遂に40年以上の時を越えてファースト・リイシュー。中古市場でもオリジナル盤を見る機会が少なく、状態の良い物だと$200近くはする高額盤。
それもそのはず、個々の参加メンバーが出すアルバムもフレンチ・ジャズを代表するアルバムなだけに「こんなメンバーが集まってアルバムを作っていたとは・・・」とため息が出てしまいます。
本アルバムを特徴づける非常に空間を意識した録音は、エンジニアながらSaravahにアルバムを残す音響工作の名手Daniel Vallancienの手腕によるもの。(彼も早すぎた音響ジャズの大傑作を残しており、なかなかオリジナル盤をお目にかかれません!)空間や音響を意識しながら、時折見せるフォークロア的な感覚はフランスお国柄が表れているようで、ジャズ・ファン待望のリリースでありながら昨今のインディー・ロックやフォーク、民族音楽を聴かれる方にも新しい視座を示す名盤かと思います。
https://youtu.be/ZVtPy2gvots
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