
チャンチャビア・シルキート、ニコラ・クルス以降を感じさせるプロダクションと、ブエノス郊外でイスラという小さなエレクトリック・フォルクローレのフェスティバルを展開しているサン・イグナシオ。そして、ZZK Records からもアルバムを出している、エル・レモロンらによるレーベル「Fertil discos」がリリースするアルゼンチンの伝説的フォルクローレ蒐集家、レダ・バジャダーレスのトリビュート・アルバム。
シーンのパイオニアであるチャンチャやキングコヤの新曲から、ZZKからも作品を出していたトレモールとフォルクローレ歌手ソエマ・モンテネグロのデュオ、次世代でも飛び抜けている女性トラックメイカー、バルダ。レーベル創始者イグナシオ、ジン・ジェレイ、将来を嘱望されているウジといった次世代のエレクトリック・フォルクローレのメンバーが勢ぞろいです。参加メンバーはおそらく全員アルゼンチン人で、Voodoohop のようなサイケデリックのスロー・ハウス/テクノ風味よりは、”エレクトリック・フォルクローレ”というジャンル名がどうやら確立されたブエノスアイレスからの最新のリポートとでも言えるような内容になっています。
レダ・バジャダーレスが蒐集していた名もなき人々の土着の歌。フォルクローレのミスティックで霊的な音像をそのままに、2019年のいま、この音をダンスミュージック風にアップデートして提示する彼らのメッセージを感じてください。
http://fertildiscos.bandcamp.com/album/el-camino-de-leda-2