● 東南アジアのミャンマーとインド国境にまたがり、奥深い山の中で暮らす少数民族、ナガ族。
● 厳しい地理的要因と複雑な政治的背景が相まって、彼らが住まう丘陵地帯への入り口は長らく閉ざされ、文明社会から隔たった生活を続けてきました。そのためユニークな文化を色濃く残し、今でも自給自足の生活を送っています。
● これまで彼らがどのような音を紡いできたのか?世界中を見渡しても、指し示す記録は残っていませんでした。
● 本3CDボックスは、2016年から2019年にかけて、険しい山々の中を、収録機材を括り付けたバイクで走り回り、ミャンマー側で暮らすナガ族の村々を訪ね、これまで謎に包まれてきた、ナガの音を記録したものです。
● 一人で歌われるものから、合唱、雄叫びのようなもの、笛類や口琴、ナガ族の伝統、巨大ドラムの演奏など全92トラックを収録。回りの自然音や生活音なども聞こえてくる臨場感溢れる録音が、聞くものをナガ族の村に導いてくれます。
● 録音~制作したのは、ミャンマー・ビルマ族の伝統的な音楽の中から、演奏家や楽器に焦点を当て音源化する現地録音シリーズ “MUSIC OF BURMA” が高く評価され、その1枚『マン・ヤ・ピー・ウー・ティン』(ROL-004)が、2017年度、ミュージック・マガジン誌の年間ベスト・アルバム、ワールドミュージック部門に選出された、井口寛氏。
● また、井口氏は、ヤンゴン芸術文化大学の音楽学科長・ディラモー氏を中心に、ミャンマーの伝統的な音楽1,000曲を録音し、保存するプロジェクト “Gita Yadana” に、録音技術として参加。全曲の録音~ミックス~マスタリングを担当しています。そんなミャンマー文化関係者からの信頼を得た井口氏だからこそ、はじめて実現できた大仕事と言えるでしょう。大変な労作です。
● 3枚のCD以外に、収録された村の数と同数のポストカード(16枚)と、、井口氏自身によるライナーノーツ(ナガ自治区の地図、ナガに伝わる3話の昔話を含む)が、美麗な手張りのボックスの中に収められて、ナガ族の生活を多角的に追体験できるようになっています。
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