MILTON NASCIMENTO / MARIA MARIA (2LP)
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MILTON NASCIMENTO / MARIA MARIA (2LP)

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「ブラジルの声」と呼ばれるシンガー・ソングライター、ミルトン・ナシメント。聴くものを魅了してやまない圧巻の歌声と、教会音楽、ブラジル・ミナス州のフォークロア、ジャズ、ビートルズなどの影響が渾然一体となったワン&オンリーなコンポジションで、1960 年代に鮮烈にデビューするやいなやブラジルを代表するミュージシャンにまで上り詰めた音楽家である。その影響力はブラジルにとどまらず、1960 年代後半から北米でも活躍し、ハービー・ハンコックやウェイン・ショーター、パット・メセニー、ポール・サイモンらと共演。90 年代以降も 1972 年に残した名作『Clube da Esquina』を筆頭に、世界中の音楽家、音楽ファン、DJに再発見されるなど多くの人々に愛されてきた。 今回初めてレコードでリリースされる『Maria Maria』は、ミルトン・ナシメントが盟友である作詞家のフェルナンド・ブランチとともに前衛的バレエ楽団のグルーポ・コルポとコラボレートし、マリアと呼ばれる一人の黒人女性のライフストーリーに基づくショーを考案、そのサウンドトラックとして 1976 年に録音したもの。時期としてはウェイン・ショーターの名作『Native Dancer(1975)』に参加したのを皮切りに、『Minas(1975)』『Gerais(1976)』『Milton(1976)』といった自身の名作を連発していた頃。本作もそんなミルトンのひとつのピーク期を収めた作品であり、未発表音源とはいえ内容的には先述の名作群にも決して劣らない作品であると言えるだろう。表題曲を筆頭に "Os Escravos de Jo", "A Chamada", "Pai Grande", "Fransico" などの代表曲を含む珠玉のレパートリー、ジョアン・ドナート、ヴァギネル・チゾ、ナナ・ヴァスコンセロス、パウロ・モウラ、ナナ・カイミ、クレメンチーナ・ヂ・ジェズースといった「街角クラブ」の仲間を含む当時のブラジルにおける最高のミュージシャン達による鬼気迫る演奏、そして天賦の才ともいえるミルトンの音楽的魅力と、迸る実験精神、自身のルーツであるブラジリアン・アフロへの意識、くわえて忍び寄る軍事政権に対する抵抗、ミルトン自身の思い出などが交差するその内容は、長い間リリースされずに眠っていたのが信じられないほどの濃密さだ。 その後録音された同じくサウンドトラックの『Ultimo Trem』とともに 2002 年に 2 枚組のCDとしてリリースされ、多くの人がはじめてその音楽に触れ、充実した内容に驚愕したわけだが、今回はそのなかの『Maria Maria』が 180g の 2 枚組 LP としてリリースされる。才気漲るミルトンのポートレートをあしらったカバー、そしてナナ・ヴァスコンセロスやヴァギネル・チゾらと作り上げた、生々しくもどこか仄暗いサイケデリック感ある音像といい、やはりこれはレコードで聴きたいという声も多かった作品だ。ブラジル音楽ファンはもちろん、すべての音楽ファン、レコードファンが持っておきたい一枚である。 https://youtu.be/6h1l0BV4SIY