現在に至るまで活躍するポルト・アレグレを代表するミュージシャンのジェルソン・オリヴェイラ。そんなジェルソンのデビュー・アルバムに当たるのが本作『TERRA』である。当時はまだ駆け出しだったのか、極めて限られた資金や設備で完全自主レーベルでプレスされたという話であるが、そういった環境が本作の持つワン&オンリーともいえる個性を生み出したと言えるだろう。
ジャヴァンやイヴァン・リンスを思わせる作曲の妙、ミナス一派を思わせる浮遊感、ジスモンチ一派にも通じる高い演奏能力に裏付けされた緊密なアンサンブル。ブラジル音楽の伝統はもちろん、ジャズ、ファンク、AORといった要素が混然一体となったレベルの高い演奏は、数あるブラジル・インディーもののなかでもトップクラスと言えるだろう。
https://madaboutrecordslabel.bandcamp.com/album/gelson-oliveira-luiz-ewerling-terra
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