1970年代初頭に台頭してきたチーチャ・サウンド、さらにはオシビサやサンタナといったスーパーグループに触発され DISCOS FUENTES が結成したバンドが、このアフロサウンドだ。バンドはコロンビアで大きな人気を博すと同時に、チーチャやクンビアにとどまらずファンク、サルサ、ディスコ、そしてアフロ系コロンビア音楽の影響を取り込み、FUENTES のカタログのなかでも異色と言える作品を多く残すことになるのだが、そんな輝かしいキャリアの第一歩が、この 1ST アルバム『La Danza De Los Mirlos』である。
プロデュースはかのフルーコが手掛け、フルーコ自身が共演してきた当時一流のミュージシャンを招集。クンビアとファンクを融合した大人気曲 "Caliventura" で幕を開け、ヤサグレた雰囲気のチーチャ "En La Espesura Del Bosque"、スペーシーなエコーも印象的なネルソン・ゴンサレス作の "El Forastero"、ファズのきいたチーチャ "La Cancion Del Viajero"、スペーシーなイントロから重たいチーチャへと展開する大人気曲 "La Danza De Los Mirlos"、暴れまわるベースラインも印象的な "Cabeza De Chorlito"...。「インスピラシオン」と呼ばれる奇妙なヴォーカル・スタイルにギターやキーボードのカスタムファズ、ワウワウ、フランジ、エコーエフェクトボックス、さらには奇天烈なシンセ、ドラムマシン、その他の電子音が過剰なまでに散りばめられたサウンドと、チーチャのラフ&タフなリズムのコンビネーションは聴くほどに陶酔必至。
クンビア、チーチャの大人気盤としてはもちろん、スペースエイジ的モンド盤として人気なのも頷ける、まさにワン&オンリーな世界観。今回は音質が良いという噂のペルー盤ジャケをベースに復刻。オリジナルとなるコロンビア盤 (通称:チーズケーキ!) のジャケは裏表紙で確認できるとのこと。聴いてよし踊ってよし飾ってよし。三方よしなラテン・ファン必携の一枚だ。
https://vampisoul.bandcamp.com/album/la-danza-de-los-mirlos
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