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Sankofa サンコファとは、概念や格言を表すガーナの記号アディンクラで後ろ向きの鳥を描いたシンボルのこと。ニューヨークのハーレムで開催されたアフリカンフェアに出演した際、モンクやテイタムといった偉大なジャズ・ピアニストの出身地であることを考慮してか、このシンボルがローブに描かれているのを偶然に見つけたことで興味を持ち、そこから深く学ぶことで、それが新しいアルバムのコンセプトになったのだという。「奴隷制度以前の黒人の歴史には、古代の哲学が豊富にあり、私たち民族の歴史と強さを理解することで、私たちの願望や夢、希望がどこから来るのかを理解することができるようになる」とはアマ―ロ自身の言葉だ。
録音はこれまでの作品同様、アマロ・フレイタス・トリオ結成当初からのメンバーであるジーン・エルトン(ベース)とウーゴ・メデイロス(ドラム)と共に行われた。作品の完成までに約2年がかかり、その間、週に4日一日8時間をスタジオでともに過ごしたのだという。まるで古代の祖先のデザインを再構築するかのように、複雑なリズムパターンや時間軸の変化を多分に用いた濃密なアンサンブルは、そういったプロセスを経て構築されている。
静かな曲調にも力強い生命力みなぎる 「Sankofa」 に始まり、黒人奴隷としてブラジルに連れて来られるものちにニューヨークへ逃れ、そこで読み書きを学んだというマホンマ・ガルド・バカカをテーマにした「Baquaqua」、華麗でたなびくピアノでビル・エヴァンスやセロニアス・モンクを連想させ、同時にシャッフルするハイハットとヨレたグルーヴでディアンジェロやアリシア・キースを感じさせる「Ayeeye」、EP『Existe Amor』でクリオーロとともに共演したミルトン・ナシメントへと捧げられた 「Nascimento」などなど。ヴィジェイ・アイヤーらを連想させるリズム・アプローチとジャズのイディオム、古代からの黒人文化が融合した、規格外のジャズ・ピアノトリオ傑作誕生だ。
https://amarofreitas.bandcamp.com/album/sankofa
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