
カエターノ・ヴェローゾの "Joia"や、ゼ・ミゲル・ヴィズニッキ&ジョルジ・マウチネルの "Tempo sem Tempo"といったカバー曲を含む全8曲を、クラリネットだけでなく自身のヴォーカル、サンプラーやエフェクトペダルを用い多重録音。音楽と非音楽、演奏者と聴者という境目が徐々に融解し、一体化していくようなその内容は、アルバムタイトル「時のない時」が指し示すように、過去を見つめつつ限りなく未来への音を指向していると言えるだろう。
日本ではすでに Spiral Records が主宰する Hope in the Past により2020年にCD化されているが、ブラジルでのフィジカル・リリースは初。レコードでのリリースはジョアナ単独名義ではキャリア初となる。
https://joanaqueiroz.bandcamp.com/album/tempo-sem-tempo-2