ジョルジ・ベンやミルトン・ナシメントといったブラジルの大御所からマーク・マーフィー、スティーヴィー・ワンダー、チック・コリアといった巨匠と共演してきたアレックス・マリェイロスの新作『TEMPOS FUTUROS』がUK FAROUT より登場! スペーシーでサイケデリックな鍵盤が特徴のベルトラミ、クラブやヒップホップ・シーンからも引く手あまたのオリジナリティあふれるグルーヴを作り出すイヴァン・コンチ、そして印象的なリフを組み合わせアジムスのファンク成分とサンバなどブラジル音楽要素を見事に融和してきたマリェイロスという、3者それぞれの個性が合致することで奇跡的なアルバムを生み出してきたアジムス。そのなかでも精力的な活動を続けてきたマリェイロスだが、フィジカルでの自身名義作品のリリースとなると前作『THE WAVE』が2009年発表。よって本作は約12年ぶりの新作ということになる。
作曲から録音まではグアナバラ湾やリオのビーチ、雄大で緑豊かな山々を見下ろすマリェイロスの故郷、リオデジャネイロのニテロイで行われ、当然そういった風光明媚な環境に影響を受けている。一方でオスカー・ニーマイヤーが設計した水上の宇宙船を思わせるニテロイ現代美術館のように、フューチャリスティックな視座もあり、それはまさにアジムスというバンドがキャリアを通じて表現してきたことと重なると言えるだろう。プロデュースはダニエル・モーニックが担当。言うまでもなくダニエルの父ブルーイは、インコグニートの一員として80年代からアジムスと親交があり、ロンドンとリオ、ブリット・ファンクとサンバ・ファンクの相互で影響を与えあってきた仲だ。本作はそういった2者の関係性、さらには両者がフェバリットに挙げるロイ・エアーズやロニー・リストン・スミス、エムトゥーメからウェザーリポートまで、数々のファンク・マスターたちからの影響も垣間見ることができる。
フィーチャリング・アーティストとして、エルメート・パスコアルとの共演でも知られるサキソフォニストのショーン・カーンが "Retrato" に参加。さらにマリェイロスの娘でもあり FAR OUT から傑作を多くリリースしているサブリナ・マリェイロスが2曲で参加。清涼感あふれるヴォーカルが牽引するクラブジャズ的サンバは本作屈指のキラーチューンといっていいだろう。
https://alexmalheirosbandautopia.bandcamp.com/album/tempos-futuros
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