ガーナのファンキー・ハイライフを代表するバンドで、クバーノ・フィエスタス名義でK.フリンポンを一躍スターダムにおしあげたことでも知られるヴィザヴィ。近年再評価が進み、続々とリイシューが敢行される中、今回はかつて存在したガーナの名門レーベルAmbassador傘下のRide Awayからリリースされた『The Best Of Vis-A-Vis In Congo Style』がめでたく再発。
ファンキーなハイライフからアフロ・ファンク、レゲエまで、"Versatile"の名に恥じない多芸多才さが今なお根強い人気を誇るヴィザヴィ。彼らの作中でも異色な今作は、タイトル通りコンゴのスークースやルンバ・コンゴレーズをヴィザヴィ風のアレンジで調理。1曲目"Medofo Pa"で聴ける前がかりなアップテンポなリズムと、ミニマルなキーボードにグルーヴィーなベースライン、キャッチーな歌メロ、そして、曲の終盤にかけて本家のスークースを彷彿とさせるテンポを変えての展開は、恐らく当時のガーナやナイジェリアのフォロワー・バンドに多大な影響を与え、西アフリカ産スークースの雛型となっていてもおかしくないクオリティ。
もちろんヴィザヴィの代名詞の一つでもあるサミー・クロッパーの気の利いたギターフレーズは随所に散りばめられ、ギブソン"カンフー"ペプラとスリム・マヌのリズム隊のグルーヴは異次元で、アンソニーとアイザックのイエボア・コンビによるソウルフルなボーカルも健在。全編を通してメロディアスなナンバーが多く、とりわけ、ヴィザヴィの作中屈指のエモメロ・スークース・ナンバー"Vic Sanbra"と"Cherrie Bondowe"は必聴でございます。再発盤もすぐに売り切れて価格が高騰したりするので、手頃なうちにぜひ持っておいて欲しい一枚。
https://visavisband.bandcamp.com/album/the-best-of-vis-a-vis-in-congo-style
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