{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/1

JOSE ROBERTO BERTRAM / JOSE ROBERTO TRIO (LP)

3,400円

送料についてはこちら

アジムスの一員として、また類まれなる鍵盤奏者としてエリス・レジーナ、ミルトン・ナシメント、マルコス・ヴァーリといった国内のアーティストだけでなく、ジョージ・デューク、サラ・ヴォーン、エディ・パルミエリといった北米のミュージシャンとも共演。ブラジルを代表するマエストロとして活躍した故ジョゼ・ホベルト・ベルトラミ。そんなベルトラミが、キャリアの最初期に正統派ともいえるジャズボサ作品を残していたことはあまり知られていない。 1946年にブラジル・サンパウロ州の小さな町タトゥイで、名門タトゥイ音楽院で教授を務める父のもと、7人兄弟の長男として生まれたジョゼ・ホベルト・ベルトラミだが、その音楽家人生は波乱に満ちたスタートだった。7歳でピアノを始めるも2年ほどで興味を失い、ほとんどの時間をサッカーに打ち込み、それ以外はレールから外れた人生を謳歌。ベルトラミ自身、その時を振り返り「プロフェッショナルな放浪者」として形容するほどであった。そんな状態を見かねたベルトラミの母は、彼を慈善施設へと送り込むが、そこでもベルトラミは勝手にジャムセッションを開くなど破天荒な言動を繰り返し2年で退学させられてしまう。荒んだ生活を送っていたベルトラミだったが、ビル・エヴァンスとマイルス・デイビスの音楽に出会うことでジャズにその情熱を注ぎこむようになる。また当時興隆を極めていたボサノヴァにも興味を持ち、とりわけタンバ・トリオ率いるルイス・エサに強く惹かれていった。10代の後半にはナイトクラブで演奏するために、サンパウロの中心街まで電車で通い、多くの音楽家と交流を深めるようになる。今回復刻される2タイトルは、そんなベルトラミのキャリア最初期に録音された作品である。 こちらは『OS TATUIS』録音の一年後、1966年に録音された作品で、弟でベース奏者のクラウヂオ、ドラムのジョヴィート・コルナを迎えた自身のピアノ・トリオでの作品。バーデン・パウエル、マンフレッド・フェスト、マルコス・ヴァーリの楽曲のほか、ベルトラミ自身の楽曲を3曲収録。またその演奏のなかにもタンバ・トリオの流れ、そしてビル・エヴァンスをはじめナット・キング・コール、オスカー・ピーターソン、アーマッド・ジャマルなど当時ブラジルにもその名をとどろかせていたジャズ・ジャイアント達からの影響を感じさせるなど、よりベルトラミの個性が反映された作品といえるだろう。こちらもジョンゴ・トリオ、ペドリーニョ・マタール等の良作を残したサンパウロのジャズボサ老舗 FARROUPILHA レーベルからのリリースで、同レーベルらしいサロンの色香残る上品なテイストと、ベルトラミのリリカルなピアニズムの融合がさらに洗練を極めた作品で、オリジナルはジャズボサ、ボサノヴァ・コレクターの間で取引されるファン垂涎の逸品だ。 Piano – José Roberto Bertrami Bass – Claudio Henrique Bertrami Drums – Jovito Coluna Producer, Directed By – Os Farroupilhas Recorded At – Estúdio Magisom Engineer [Recording] – Valtinho Cover – Antonio Melero https://josrobertobertrami.bandcamp.com/album/jos-roberto-trio

セール中のアイテム