トルコを代表する異才パーカッショニストのオカイ・テミズが1980年に残したジャズファンク傑作、待望のリイシュー!ゲトー・ボーイズを筆頭に数多くのアーティストにサンプリングされる、テミズのなかでも大人気の一枚です!
1980年までにドン・チェリー・トリオのメンバーとして特異な地位を築いていたオカイ・テミズ。とりわけ北米の著名作曲家であり電子音楽のパイオニアでもあったジョン・アップルトンとの交流は、ドン・チェリーとともに探求していた「オーガニック・ミュージック・セオリー」の発展について多くのヒントを与えたのだという。 そういったテミズの音楽性を総括するような内容だったのが先にリイシューされた『OKAY TEMIZ'S ORIENTAL WIND LIVE AT MONTREUX JAZZ FESTIVAL - 1982』だったわけだが、その2年前の1980年に、ソロ・アーティストとして「心の中の音」を具現化すべく録音したのが、本作『DRUMMER OF TWO WORLDS』だ。
グラウンドピアノからズルナ、ハンドメイド・ドラム、アンプリファイされたビリンバウからカウベルまでを自在に組み合わせ、9/8や7/8などのトルコのリズム、4/4といった普遍的なリズムまでを濃密な世界観で披露するその音楽は世界中の音楽家、さらにはDJ、レコードコレクター達をも魅了。数々のヒップホップ作品でサンプリングされるなど、今やカルト的な人気を誇っている。
https://cazplak.bandcamp.com/album/drummer-of-two-worlds