これまでセルジオ・メンデスやリチャード・ボナと共演し、セウ・ジョルジやアルリンド・クルスと多数の共作を発表してきたサンバソウル系シンガー・ソングライター=ホジェーがニューアルバムをリリース。
新天地を求め'19にリオからロサンゼルスに移住し、'23に新レーベル DIAMOND WEST の第1弾として『Curyman』を発表。サンバの脈動をベースにレイドバックしたヴィンテージ・サウンドを組みあわせ、ジョルジ・ベン直系ともいえるアフロ・サンバまで表現を拡張したこのワールドワイド・デビュー盤は、インターナショナルな視座を携えたサンバ・ソウル作としてこの年を代表するアルバムの一つとなった。 そして今回、さらにサンバを深く掘り下げ、強いメッセージを込めた新作『Curyman II』のリリースがアナウンス。
先駆けて公開されたアルリンド・クルスとの共作曲「100% Samba」は、ホジェーらしいガットギターのザクザクしたカッティングと甘い歌声が、クイーカ、タンボリン、ガンザの小気味よいリズムと絡み合いグルーヴする、聴く者の身体と魂を祝福し躍らさせる現代サンバ・ソウルの傑作だ。前作よりもベースの低域がブーストされたミックスに仕上がっており、その新鮮なサウンドからはサンバを未来へと受け継ぎながら同時に刷新もしていこうというホジェーの気概が感じられる。
続いて公開されたのはなんとジョアン・ドナートの1973年の傑作アルバム『Quem é Quem』に収録されている「A Rã」のカヴァー。オリジナル・バージョンよりもほんの少しレイドバックしピッチが下げられた、ホジェー節が炸裂したキラー・チューンだ。オリジナルに歌詞は無いが、ここではのちにカエターノがつけた歌詞が歌われている。
前作同様にアルトゥール・ヴェロカイがアレンジで参加。またメナハン・ストリート・バンドのレオン・ミシェルズら BIG CROWN 周辺のミュージシャンがサポートしている。過去、現在、そして未来のブラジル音楽を伝えそのサウンドを進化させる傑作がここに誕生した。
https://roge.bandcamp.com/album/rog-curyman-ii
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