1970年代のエチオジャズ黄金期において、その革新的なサウンドモデルを築いたとされるバンド、アイベックス・バンド。ジョヴァンニ・リコとセラム・ウォルデマリアムの二人によって結成され、のちにロハ・バンドと名前を変えて活躍した彼らは、ムラトゥ・アスタトゥケを支えたほか、エチオピア音楽の金字塔的作品マハムッド・アハメッド『Ere Mela Mela』をレコーディングした伝説的バンドとして知られている。そんな彼らが1976年にリリースしていた幻の1枚『Stereo Instrumental Music』が世界初レコード化される。
70年代なかばに黄金期を迎えたとされるエチオジャズだが、その音楽を切り拓いたパイオニアのひとつが、このアイベックス・バンドであったことはあまり知られていない。伝統的なメロディーをダンスミュージックとして再発明し、重厚でループするベースラインでリズムの基礎を築いたとされるジョヴァンニ、革新的なギターワークは後進の数多くのミュージシャンに影響を与えたセラム。”チクチカ”と呼ばれる6/8リズムを近代化しただけでなく、ジョヴァンニのフェンダーベースや、セラムのギブソンギターといった楽器のチョイスにいたるまで、後進のミュージシャン達にひとつのモデルを提供したのが、アイベックス・バンドなのだ。
のちにロハ・バンドと名前を変えて活動する彼らの影響力は、エチオピアにとどまらない。例えばクルアンビンは、ミュージシャンが深夜に聴くフェバリット曲を選ぶコンピレーション『Late Night Tales』でロハ・バンドをチョイスし、インタビューでもセラムのことに触れ、その影響を公言している。
このたびリリースされる『Stereo Instrumental Music』は、当時カセットオンリーでリリースされていたもの。レコードはおろかCDでもリイシューされていなかった音源だ。手掛けたのはエチオピアのアジスアベバとスウェーデンのストックホルムを拠点に、エチオピア音楽の魅力を再定義する注目のレーベル Muzikawi。ゲートフォールド・ジャケットに詳細なライナー付き、2LPでの復刻となる。
https://ibexband.bandcamp.com/album/stereo-instrumental-music
その他のアイテム
-
- Nair Mirabrat - Mateo solo bien se lame por Nair Mirabrat(2LP)(Candombe,World)
- ¥6,700
-
- Ella & The Bossa Beat - Amare (LP)(BlazilianJazz,Lounge)
- ¥5,200
-
- CONDOR GRUPPE / GULLIVER (LP)
- ¥4,100
-
- CHOUK BWA & THE ANGSTROMERS / AYITI KONGO DUB #2 (12inch)
- ¥3,000
-
- Honestly Same / Hot Plate Only (LP) (Ambient,Contemporary)
- ¥5,300
-
- MARIO CASTRO NEVES & SAMBA S.A. / MARIO CASTRO NEVES & SAMBA S.A. (LP)
- ¥4,200