1982年にウェイクフィールドにて結成され、BILL NELSONのプロデュースでカルト的人気を博したシンセ・ポップ/ニュー・ウェイヴ・バンド、FIAT LUX。その中核を担ったヴォーカルSTEVE WRIGHTとマルチ奏者のDAVID P CRICKMORE、そしてサックス奏者のWILL HOWARDの3名が新たな地平を目指して始動させたプロジェクト、DISCO IN SOCHI。40年以上のキャリアを経てなお、北イングランドのインディ精神を燃やし続ける熟練の才人たちです。
本作はリヴァプールの地下シーンにて、パンデミック禍の孤独と創作意欲が火花を散らす中で結実した2026年待望のデビュー・アルバム。前身FIAT LUX時代から彼らが愛用するヴィンテージ・シンセサイザーの質感と現代的なエレクトロ・ポップのプロダクションを大胆に連結させ、グラム・ロックの艶やかな演劇性とクラウトロック的な推進力を一つの「ダンス・ポップ」へと昇華させた野心作です。
躍動感溢れるシンセ・ベースがフロアを射抜く"SUMMER ROLLS"、80年代的な煌びやかなフックとうねるような旋律が交差する"SHUT ME UP"、あの頃のファンカラ・パーカッションと刻ま込まれるファズ・ビート、舞い上るコーラスがまさしくディスコテックな"EVERYBODY'S DANCING (DISCOTHEQUE MIX)"など、祝祭感とメランコリーが背中合わせに疾走する全9曲。緻密に構築されたテクスチャーが層を成し、リスナーを陶酔の彼方へと誘います。
かつて「不当に過小評価された」と称された彼らの音楽的DNAが、四半世紀の時を経てより強固なポップ・ミュージックとして再生された本作。ベテランにしか到達し得ないエレガントな響きを湛えています。
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_l9i80VA2Wv9jduEhKFtsjAjW0IrSBmKNU&si=UFSM4eIMyDCwEDBu
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