Rubelの原点がここにある。USインディーフォークとポルトガル語を麗しく融合させたブラジル音楽史に残る1stアルバム、全世界待望の復刻。
今やラテン・グラミーの常連となり、ブラジル音楽界を代表するSSWへと成長したRubel。アルバムごとに独特なコンセプトを設定し、そのたびに新たなリスナーを獲得してきた彼の原点とも言える2013年発表の1stアルバム『Pearl』がついにリイシューされる。
当時20代前半のRubelはアメリカ・テキサス州オースティンで映画学校に通っていた。DIY精神あふれる音楽シーンに身を置き、多くのミュージシャンたちとシェアハウスで生活するなか、レンタル機材を集めて自宅スタジオを設営し、彼はひっそりと弾き語りによるアルバムを録音していた。ボン・イヴェールやスフィアン・スティーヴンスをはじめとしたUSインディー・フォークが隆盛を極めていた時代の影響か、ほのかに揺らぐバンジョーの音色が郷愁を誘い、そこにポルトガル語の観念的な詩が添えられる。2025年に発表した4thアルバム『Beleza. Mas agora a gente faz o que com isso?』に通じるミニマリズムは、既にこの段階で実を結んでいた。
そうして完成したアルバムは『Pearl』と名付けられた。その全編をYouTubeにアップロードした後も、Rubel自身は大きな反響を予想することなく、学校を卒業してロサンゼルスで映画の仕事を日夜探していた。しかしその後数年をかけて作品はブラジルで口コミによって爆発的な人気を獲得。契機となった「Quando Bate Aquela Saudade」のMVは現在までに8,500万回を超える再生数を記録し、自身が監督を務めた群像劇のような映像も相まって静かなアンセムとなった。
その後ブラジル国内で『Pearl』は発売され、その成功をきっかけに彼はリオへ戻り、音楽家として大きく飛躍する道を歩み始める。シネマティックな感性をDIYで描いた、Rubelおよびブラジル音楽史にとっても重要な一作だ。
https://youtu.be/I6DnsjGsXXs?si=xVTu3Em8O4vYY6zZ
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