これが2020年代アフリカン・ディアスポラ・ミュージックの最新型。UKシェフィールドを拠点とするガーナ人シンガーの3rdアルバムは、ハイライフやアフロビートを軸に、高速ラップやインディー・ジャズ、アフロビーツまでが絡み合う完全フロア仕様の大名盤。
前作リリース後、オニパやヌビヤン・ツイストなど、ジャンルレスなアーティストとのコラボで存在感を示してきたK.O.Gの3rdアルバムは、これまでで一番のキャッチーさ。ハイライフを筆頭にルーツ・ミュージックへのほとばしる愛と尊敬、それらをK.O.Gと盟友DJガッツにしかできない方法で最新型のダンス・ミュージックへとアップデートする。
今作にはガーナのハイライフ・シーンにおける超重要人物、"ゴールデン・ヴォイス"ことパット・トーマスも参加。ハイライフ・ナンバー「Odo Sronko」でおとろえを知らない美声を披露している他、洗練されたUKジャズ~ネオソウル風のファンク・ビートに扇情的なラップと美しいコーラスのハーモニーが絡み合う「Don't Take My Soul」、ダブワイズなアフロビート「Live For Today」、高速ラップが心地良くハマる現代版スークース「Foriwah (feat. Ogunskele)」、スウィート・トークスのオマージュ的タイトルと、フェラ・クティへのリスペクトを示したリズムとコーラスワーク、サイケなエレピが溶け合うモダン・アフロビート・ナンバー「Cry Your Own」などなど、とにかくバラエティに富んだ楽曲が並ぶ。ガーナ本国のアフロビーツ・シーンからはファムアイ、ディズラエリらのラッパー/シンガーを客演に迎え、前者とはメロウでクラシックなハイライフを、後者とはジャジーかつローファイなヒップホップを録音。別角度からアフロビーツ・リスナーへもリーチする。
煌びやかなエレクトロと壮絶なテンションとが融合するオニパやイビビオ・サウンド・マシーン、アフロビートを洗練された形で取り込み続けるヌビヤン・ツイストなどのUKジャズ勢、ネオソウル勢とも共鳴するであろう2024年最重要作品の一つ。アフリカン・ディアスポラ・ミュージックの最新型としても、多くの音楽ファンに推薦の一枚!
(HIGHLIFE HEAVEN)
https://kogkwekuofghana.bandcamp.com/album/dont-take-my-soul
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