カルロス・ニーニョら参加!!エチオ・ジャズの巨星、約12年ぶりの本格スタジオ・アルバム!!
「エチオ・ジャズ」を一から築き上げ、60年代後半から今の今に至るまで精力的に活動を続けている巨星ムラトゥ・アスタトゥケ。ロンドンやニューヨークといった音楽産業の中心地でビッグバンド~コンボ・ジャズの方法論を会得するとともに、キューバン・ジャズやサルサをさらに妖しく煮詰めたような独特のアンサンブルでパーカッシブに聞かせるという独自色を早々に獲得し、数多くのフォロワーを輩出した。さらに90年代末からはワールド・ミュージック・ブームにも乗る形で黄金期である70年代の音源が『Éthiopiques』シリーズによって注目され、以降何度も再評価されることとなった。ここ日本でもフジロックに招聘されるほか。昨年開催のFESTIVAL FRUEZINHOで奇跡の再来日を果たし、2時間弱にも及ぶ名演でグルーヴ・マスターたる所以を示した。
そんなムラトゥが、なんと前作より約12年ぶりとなる本格的なスタジオ・アルバムを発表。『MULATU PLAYS MULATU』というタイトルの通り、彼が生み出した名曲の数々を後進のプレイヤーたちと共にプレイする内容となっている。ロンドンとアディスアベバという2つの都市を跨ぎ、自身のバンドと伝統音楽家たちによる豊潤なコラボレーションを実現。クラールにマセンコ、そして大型のリラであるベゲナなどエチオピア伝統楽器の響きがムラトゥの作り出すエキゾチックな風景と混ざり合うことによって、彼のディスコグラフィの総決算でありながら、どの作品とも似つかない野心的なサウンドになっている。
加えてLAのジャズコミュニティよりカルロス・ニーニョとカブロン・ベリャナが参加、彼らが加えるスピリチュアルなエフェクトにより現代ジャズにも通じる説得力を獲得。さらに先行解禁された『NEW YORK - ADDIS - LONDON THE STORY OF ETHIO JAZZ』収録の「Nètsanèt」セルフカバーには、ザ・ルーツあたりの生々しいヒップホップの香りすら漂っており、マッドリブをはじめとした敏腕プロデューサーが惚れ込んだ唯一無二のリズム・セクションの真髄を体感することができる。プロデューサーを務めるデクスター・ストーリーの仕事も相まって、極めてモダンな音像だ。
エズラ・コレクティブやココロコといったUKジャズシーンのトップランナーたちを中心に、ラテン~アフリカン・ジャズの読み直しが盛んに行われる中で、オリジネーターであるムラトゥはその手を緩めることなく、全身全霊で時代へと見事に応答した。最新作にして最高傑作です、お聞き逃しなく!!
※LPとCDでトラックリストが異なります。ご確認ください。
https://mulatuastatke.bandcamp.com/album/mulatu-plays-mulatu
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