あまりにも独特な音楽性ゆえ、独自のジャンル「プライマルコア」を生み出してしまったと言われるインドネシア出身のデュオによる新作!
マルチ楽器奏者のテスラ・マナフとパーカッショニストのリオ・アブロルが、西ジャワ州の山岳地帯にある首都バンドンの歴史と熱帯環境との対話を繰り広げる本作。とりわけ圧巻は、ひょうたんと竹の管で作られたフリーリード楽器のフルシとコルネットを操るマナフの演奏だろう。ゾウ、オランウータン、サイの鳴き声を再現し、アブロルのインドネシア古来のリズムを、力強いオーバードライブのリフと心を揺さぶる微分音チャイムで奏でるそのスタイルは唯一無二。スラッジメタル、ノイズ、ポストハードコアを思わせると同時に、伝統的なフォークミュージックやジャズを参考に、サウンドアート、20世紀のミニマリズム、ダークアンビエントへのアプローチも取り入れたそのスタイルは完全に特異であり、同様にユニークな分類が必要だったのも不思議ではないだろう。
https://99chants.bandcamp.com/album/mutu-beton
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